どうも、小野田です。
最近、人見知りについて書いてまして、
長所や向いてる仕事、原因について書いてきました。
で、これは違う記事でも言ったんですが、
改めて、短所について興味持ったあなたに伝えたいことがあります。
【動画ver.】
人見知りの短所は克服しなくていい
これホント大事なこと!
忘れないでくださいね。
”克服”しようって考えはやめるべき。
そうじゃなくて、”緩和”でいいんですよ。
改めて人見知り(内向型)と、
そうじゃない人(外向型)の特徴をまとめると・・・
【外向型】
・新しい環境でも力を発揮できるし、
適当に話しかけて、適当に振る舞い、その場にとけ込める。
【内向型(人見知り)】
・新しい環境だと力が発揮できず、
親しい場(ホーム)で力を発揮する。
「こういうときは賑やかにしないといけない」
みたいなことを考えてしまう。
もっと具体的に人見知りの短所を挙げると、
・新しい環境で力を発揮できない
・心配されやすい
・初対面の人と気さくに話せない
・「こんなこと言ったら笑われるかな」と思ってしまう
・交友関係をつくるのに時間かかる
・人に会うと(楽しくても)疲れる
こんな特徴があります。
で、僕自身もどちらかといえば内向型です。
(緩和したので人前でセミナーできたりしますが)
だからこそ、僕のLINE@に参加してる人は
どちらかというと内向型に寄った人が多いので、
「人見知りを治したいです!」みたいな相談もいただきます。
ですが、”克服”して外向型の人と同じように、
初対面の人と気さくに話せるようになったり、
毎日でも外に遊びに出かけたり、
新しい環境こそむしろ力を発揮できるようになったり・・・
みたいな状態になろうとするのは、修羅の道。
陸路で移動するライオンが、
水中を泳いで移動しようとするのと同じ。
多少はいけるかもしれませんが、
ずーっとは無理です。
疲れて溺れるのが目に見えてます。
生まれもった素質的に厳しいですよね。
内向型は生まれつきの素質
心理学の三大巨頭の1人であるユングは、
「その人の素質は生まれつきである」と言ってます。
たとえば、ユング心理学の本にこう書いてあります。
”この両者(内向型、外向型)が
社会的階層の差や性差などに無関係に生じること、
このような傾向が非常に小さいときから認められること、
および、その個人の素質による態度を逆転させると、
甚だしい疲労現象が現れ心の健康が害されること、の諸事実をあげている。”
(『ユング心理学入門』岩波現代文庫P10)
さらに続けて、こんなことも。
”外向型の両親に育てられた内向型の子どもとか、
内向型の両親のもとに生まれた外向型の子どもなどが、
両親の態度を取り入れようとして苦労し、
ある程度は成功しながら、結局は、
どこかで障害が生じてくる例(神経症など)。”
(『ユング心理学入門』岩波現代文庫P11)
ざっくり要約すると、
「内向型と外向型は生まれつきの素質で決まり、
自分とは逆のタイプになろうとすると
表面上はある程度は上手くいっても、
内面はボロボロに疲労していく。」
ってことをユングは言ってます。
僕自身、母親が外向型だったので、
自分もそうなろうとしていた時期がありました。
ですが、めちゃくちゃ無理して、
自分を騙して演技すれば少しは頑張れても、
やっぱり疲労が半端じゃないので続きませんでした。
なぜ克服しようとするのか?
これはユングも言ってることなんですが、
特に子供のころは内向型の人は生きにくい時期です。
・授業中に手を挙げれない
・みんなの前で上手く喋れない
・大きな声を出すのが苦手
というのがあって、
先生に心配されてしまうからです。
で、手を挙げて積極的に発言していかないと、
どんなにテストは良くても良い成績がもらえなかったりします。
(僕の小学校、中学校はそうでした)
そうなると、内向型で人見知りなのは
「悪いことなんだ!」という考えに自然となります。
そしたら、
「克服しないと!」という
当然の答えに行き着くわけですね。
ですが、”克服”しようとすると、
さっきのユング心理学でも出てきたように、
「激しい疲労」を感じることになります。
そうして、
「なんて自分はダメなんだ・・・」
という劣等感に繋がって、セルフイメージが下がる。
と、負のスパイラルにハマっていきます。
ですから、
僕がこの記事で伝えたいことは1つ。
”克服”しようとしないでください。
それはホントに苦しい道になるから。
”緩和”できればいいんです。
致命的にならない程度に緩和しつつ、
内向型の良いところを活かしていけばいい。
陸路を移動するライオンも、
魚みたいに自由に泳げるようになるのは無理。
かといって全く泳げないと、
もし川を渡らないといけない場面がきたとき困ります。
なので、魚みたいには泳げないけど、
そこそこなら泳ぐことはできる。
という状態になれればいい。
これが”緩和”です。
もしあなたが人見知りを”克服”しようと思ってたのなら、
ぜひこの”緩和”の視点に切り替えていただければなと思います。
では、今回はこれで。
ありがとうございました。
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