5分でサクッと『学問のすすめ』の重要ポイントを学べる記事はこちら

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これはぜひ多くの人に読んでもらいたいので
ここでシェアしようと思います。
(直訳:興味あったらLINE@来てね!笑)

それでは、どうぞー!
↓↓↓

【Break Line通信】
どうも、暑すぎて溶けそうな小野田です。
暑さで目が覚めるようになってるので、
自然と睡眠時間が短くなってます。苦笑

でも、そういうときに、
「あ~、今日は5時間しか寝れなかったから、
昼間眠くなるだろうしダルいだろうな~」
って思ってると、自己催眠(呪い)にかかります。

思い込みの力ってかなり影響与えるので、
ほんとうは身体的には意外と疲れ取れてても、
そうやって意識で「今日はしんどくなる」って思ってると
ほんとうにダルくなっちゃいます。

なので、そういうマイナスな自己催眠は
避けるようにすると、1日をエネルギッシュに過ごせますよ!
 

さて。

前回は白雪姫に出てくる魔法の鏡の役割について書いて、
それを表す日本神話を紹介しました。

日本神話の話が出てきたついでに、
今回は日本人的な思想を紹介しようかなと思います。
 

僕が読書ブログでも記事にしていて、
定期的に「みんな一度は読んだ方がいいよ!」
って宣伝してる本を。

それが、こちら!
 

==============
『学問のすすめ』著福澤諭吉
==============

みんな大好き(違う意味で)な福澤先生の名著ですね!

僕自身、何度も読み返して
定期的に気を引き締めるためにお世話になってます。
 

とはいえ、「みんな読んで!」と言っても、
普段あまり本読まない人には少しハードル高め。

僕自身、買ってから数ヶ月は読むのがしんどかったので、
読まずに熟成させてました。笑

現代語訳してあるとはいえ、
いちいち言い回しが小難しいんですよね。

最近の自己啓発書は、話してるような感じで書いてあるので
すっごく読みやすいんですが、なんせ昔の本なので言い回しが固い。

「漢字多いよ!!」
「その漢字読めないよ!!」

って感じで、読む気なくなる工夫(笑)が
至るところに散りばめられてます。
 

ですので、今回、
『学問のすすめ』の内容すべてを
超圧縮して重要ポイントだけ抜き出して紹介しようと思います。

このメール読めば、福澤諭吉の思想は
だいたいインストールできるくらいに。

調べてみたらまとめサイトとかあったんですが、
ほとんど本からの引用で結局読みにくかったんで、
僕なりに崩して書いていきたいなと思います。
 

全部で17章あります。

それぞれサクッとポイント書いていきますね!
 

参考書:『学問のすすめ』訳:斎藤孝、著:福澤諭吉、ちくま新書

【第1章~学問には目的がある~】
ここでは、本のタイトルそのまま、
学問をすすめています。

”この人間の世界を見渡してみると、
賢い人も愚かな人もいる。
貧しい人も、金持ちもいる。
また社会的地位の高い人も、低い人もいる。

こうした雲泥の差と呼ぶべき違いは、
どうしてできるのだろうか。

その理由は非常にはっきりしている。
『実語教』という本の中に、
「人は学ばなければ、智はない。
智のないものは愚かな人である」と書かれている。

つまり、賢い人と愚かな人との違いは、
学ぶが学ばないかによってできるものなのだ。”

「学びて富て、富て学ぶ」の源泉ですね!
 

【第2章~人間の権利とは何か~】
ここで書いてあることを凝縮すると、
「人には能力の差やあり方の差はあるが、
持って生まれた権利は同じだ。」ってことを言ってます。

それを表す言葉として、
「政府と人民は対等である」と言ってますね。

もし政府が暴力的な政治をするとしたら、
それは必ずしも政府だけが悪いわけじゃなくて、
国民が無知で学がないことも原因なんだよ、
みたいなことも話してます。
 

【第3章~愛国心のあり方~】
第2章では、権利という意味ではどんな人同士も対等で、
相手の権利を傷つけていい理由はない。

っていう話でしたが、第3章は、
「それは国同士でも同じことだよ」という話です。

豊かな国が豊かじゃない国を
力で抑えつけても良い結果にはならない。って話。
 

【第4章~国民の気風が国をつくる~】
日本が外国に及んでないところがあるのは何故か?
という所に焦点を当てていて、
「政府はいろいろ考えてやろうとしてるんだよ」
って話をしています。

だけど、それが実を結ばないのは、
国民の大半が無知無学で無気力だからだ。
というのが、福澤諭吉の考えです。

新しいやり方には反射的に「No!」と言う
日本人の気風は、昔から変わってないのかもしれませんね~。
 

【第5章~国をリードする人材とは~】
ここの内容を圧縮すると、
「勉強だけじゃなくて行動もしようぜ!」
ってことが書いてあります。

こんな感じで。

”そもそも、勇気というものは、
ただ読書して得られるものではない。
読書は学問の技術であって、
学問は物事をなすための技術にすぎない。

実地で事に当たる経験を持たなければ、
勇気は決して生まれない。”

【第6章~文明社会と法の精神~】
ここでは「法律は尊いものなんだよ」
っていう話がされています。

なぜなら、法律は政府と国民が作ったものだから。と

だから「誰にも見つかってなければ大丈夫」
という考えは最低な行為だ。

みたいなことを言ってます。
 

【第7章~国民の2つの役目~】
1.人がそれぞれ平等であることを忘れちゃいけない
→他人が自分の権利を侵害するのが嫌なら、
自分もまた他人の権利を妨害しちゃダメだよ。

2.税金は気持ちよく払おう
→税金は国を守るための費用なんだから、
払うときに嫌そうな顔をしないように。

日本がこんなに安全なのは、
税金で動いてる人達の働きがあってこそだから。
という意味でこう言ってるわけですね。

たしかにそれはその通りなんですが、
謎の施設を建てたりとかの無駄遣いは
して欲しくないもんですけどね。苦笑
 

【第8章~男女間の不合理、親子間の不条理~】
ここでは、「たとえ恋人同士だろうと親子だろうと、
自分の考えで相手を縛っちゃいけないよ」

ってことが話されています。
 

【第9章~よりレベルの高い学問~】
「衣食住を得るだけではアリと同じ」
こんな衝撃的な言葉が出てくるのはこの章です!笑

だいたいこんな事を言ってます↓

「衣食住を得ることなんて難しくないんだから、
そんなことでいばらないように。
それはまだ、”アリの弟子”くらいのレベルだよ。
その過程で身についた能力があるはずだから、
それを活かして世の中の役に立つことしようよ。」

この章、僕もかなりズシッと響きました。
 

【第10章~学問にかかる期待~】
ここで話されてることを凝縮しますと、
「学問して自分を高めるのは、
国内の仲間と争うためではない。
その知恵で戦う相手は、外国人なのである。」

こんなことを言ってます。

だから、レベルの低い学問で満足せずに、
もっとレベルの高い学問にも取り組もう!って。

世界における日本の地位を考えていた
福澤諭吉の器の大きさが分かる章ですね~。
 

【第11章~美しい建前に潜む害悪~】
小難しいことが書いてある章なんですが、
これだけ覚えておけばいいでしょう。

この章での重要ポイントはこれ。

「職分を忘れずに大事にしよう!」
職分は、職業の本質のことです。

その仕事は何のためにあるのか?
世の中にどんな影響を与えるのか?

ここをしっかり考えておくのが、
職分を追求するということ。

たとえば医者なら、
「薬を渡すこと」が本質ではありません。

医者の本質は「人の命を助けること」です。

ほんの些細な意識の違いですが、
こういう大事だよ!ってことを福澤諭吉は言ってるんですね。
 

【第12章~品格を高める~】
ここで福澤諭吉は、「ただ広い知識を得るだけじゃ
品格までは高まらないよ」と言ってます。

じゃあ、どうすれば品格が高まるのか?

それについて、こう書いてあります。

”その要点は、物事のようすを比較して、上を目指し、
決して自己満足しないようにすることである。”

【第13章~怨望は最大の悪徳~】
これについて、こう書いてあります。

”およそ人間には、いろいろな欠点があるものだが、
人間社会において最大の害があるのが、
「怨望(他人の幸福を妬んだり、恨むこと)」である。

欲張り・ケチ・贅沢・誹謗の類は、
どれも大きな欠点だけれども、
これをよくよく見てみれば、その本質のところでは
別に悪いものではない。

それを出す場所と、その強弱の程度と、
向かっていく方向によっては、
欠点でなくなることもある。”

妬みとか恨みは、どんな場面でも
欠点なるから害しかない。

ってことを言ってます。
 

【第14章~人生設計の技術~】
「人は自分が思ってるより愚かなことするよ」
という主張からはじまり、こんなことが書いてあります。

”人間が計画を立てるときは、
常に大きくなりがちであって、事の難易度、
大小やかかる期間の長さを比較することは、
たいへんに難しい。”

計画とか目標は、どうせズレるんだから
少し余白もいれといた方がいいよ、
っていうアドバイスをしてるのがこの章ですね。
 

【第15章~判断力の鍛え方~】
ここで書かれてることを凝縮します。

「多くの人は本に書かれてることを信じ、
ウワサ話を信じ、占いを信じ、人の言葉を信じるが、
疑うことも覚えないといけないよ。
そこにこそ真理が多いんだから。

とはいえ、なんでもかんでも疑うわけじゃなくて、
それを判断する判断力を鍛える必要がある。
学問というのは、この判断力を確立するもの
なんだ。」
 

たしかに、僕らは専門家の言うことだったり
本に書いてあることだったりを
反射的に「正しい」と思ってしまいがちです。

だけど、今までの歴史のなかで
数々の常識が覆されてきたことを考えると、
それは賢いとは言えませんね。

一旦、自分の思考を挟むのが大事なんだと、
福澤諭吉は主張してるんです。
 

【第16章~正しい実行力をつける~】
ここでは、「精神性を高めるだけじゃなくて、
実力を高めることも同じように大事だよね」
っていうようなことが書かれています。

たとえば、こう書いてあります。

”心が高いところにあって働きが乏しい者は、
常に不平を持たざるをえない。
仕事を求めるに当たって世間の仕事を
一渡り見てみると、自分にできるような仕事は
すべてみな心の基準に満たないものなので、
その仕事に就くのは好まない。

かといって、自分の理想にかなうような
仕事に当たるには、実力が足りない。”

これ、読んでいた当時
かなりグサッときた覚えがあります。笑
 

【第17章~人望と人付き合い~】
「人望がないと何もできないよ」
というバッサリした一言からはじまるこの章は、
人望の大事さと、どうやって得るか?について書いてあります。

どんなときに人望が得られるのか?

こう書いてあります。

”人望とは実際の力量で得られるものではないし、
また財産が多くあるからといって得られるものでもない。

ただ、その人の活発な知性の働きと、
正直な心という徳をもって、
次第に獲得していくものなのだ。”

最終的に、「徳積もうぜ!」っていう
日本人らしい結論になってますね。
 

以上!

『学問のすすめ』の超一気読みでした!

だいぶ僕なりに言葉を崩して
重要ポイントを凝縮しましたが、
大まかな内容は伝えられたかなーと思います。

これが、ずっと1万円札の顔になり続けている
福澤諭吉の思想です。

参考にさせていただきましょう。
 

では、今回はこれで!
ありがとうございました!
 

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  • 2017 07.11

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小野田サトシ

メンタルコーチ

「メンタルが変われば根本から人生の質は激変する」を信念に、メンタルスキルについて発信。

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