『銀の匙』から学ぶテキトーと適当の違い・意味は?

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どうも、小野田です。

最近、今更ですが『銀の匙』を見まして、
これ日本人は全員読むべきだろ~、と本気で思うくらい
良い作品でした。

たしかキャッチコピーが、
「汗と涙と家畜の酪農青春グラフィティ!」
だったと思いますが、
このキャッチコピーはずるいですね。笑

「家畜・酪農」と「青春」って、
農業に関わらない生活をしている人からすれば、
真逆のイメージなんですよね。
 

それをくっ付けちゃったわけですから、
心惹かれるに決まってます。

「酪農青春」なんてフレーズ初めて聞きましたし。笑
 

なんにせよ、
キャッチコピーからは人の惹きつけ方を学べ、
内容からも多くの学びが得られます。

ぜひ読んで欲しい、見て欲しいので
詳しく話すつもりはありませんが、
「食品売り場歩くのが半端なく楽しくなる」ってことだけ言っときます。笑

あと、農業に対するイメージが変わりましたね。
 

『銀の匙』から学ぶ適当さ

この作品の主人公である「八軒(はちけん)」は、
親からの圧迫、勉強に挫折して農業高校にいった弱さもあり、
その分、人を思いやれる強さを持ったお人好しです。

そんな八軒は、
いろんな出来事に首を突っ込んでる内、
学校中で「断らない男」として有名に・・・。

『銀の匙』には、
学びのあるシーンが沢山あるし、
感動的なシーンも沢山あります。
 

ですが、
僕が特に覚えているシーンは、
八軒とその友達とのこんなやり取り・・・・

友達
「よっ!”断れない男”!!」

八軒
「あぁっ!1文字違うだけで
一気にただの優柔不断に!!」

YouTubeの名場面集にものらないような
いたって日常のシーンなのですが、
僕は、これがすっごく印象に残ってます。
 

1文字違うだけで、
言葉の印象って大きく変わるのです。

もちろん、
1文字じゃなくても、
意味は同じなのに少し言い回しを換えただけで
相手が受ける印象は変わります。
 

たとえば、
「うるさい」と「賑(にぎ)やか」
置かれてる状況は同じかもしれませんが、
言葉を換えるだけでここまで印象が変わります。

それに、まったく同じ言葉でも、
声のトーンや抑揚で相手に与える印象は大違い。

僕はずーっと前から、
「ただ歩いてるだけでもコミュニケーションだよね」
ってコトを言っているのですが、

これは、
「ほんの些細なことでも
相手にいろんな情報を与えてるんだよ」

という意味で言っています。
 

がに股だったり猫背だったら
相手になんとなく「だらしない」印象を与えるだろうし、
歩くのが早ければ「せっかち」だという印象を与えます。

本当にだらしないかどうかは別として、
そんな風に歩いてる姿を見れば、
相手はそこから情報を読み取るわけです。

だから、

もっとディテールにこだわるべき。

ディテール:全体の中の細かい部分

「だらしない」と思われたいなら別にいいですが、
思われたくないなら意識して背筋を伸ばして
歩く努力をするべきだし、
意識してがに股を直す努力をするべきです。

というか、
そんなの努力の内にも入らないと思います。
 

友達や好きな人とのLINEや
日常での会話もそうなんですが、
自分の言葉が相手にどんな印象を与えるのかを
しっかり意識しておいた方が良い。

相手の性格や価値観を考慮して、
なるべく不快な表現を避けた方が
お互いのためになりますよね。

相手が不快になるような言葉ばかり使っていれば、
当然、相手は傷付きます。

そしたら、あなたの評価も下がるし、
その噂が周りに広がる可能性も十二分にある。

だから、ディテールにこだわるっていうのは
すごく大事なこと。
 

テキトーじゃなくて適当にやろう

「てきとう」って言葉は、
なぜか「テキトー」の方の意味、
つまり、”雑”という意味で使われがちですが、
本当は「適当」です。

適当:丁度良い、適している、相応しい
 

「適当にやる」というのは、
決して雑という意味じゃないのです。

ホントは真逆である「丁寧にやる」を意味しています。
 

僕は「適当」って言葉が好きです。

丁寧にやるんだけど、
固くなりすぎずラフにやるイメージがあるから。

だけど「テキトー」は嫌いです。
 

テキトーじゃなくて適当にやる

別に相手に強制したりはしませんが、
自分で自分に課していることです。

あなたは「てきとう」という言葉を
「テキトー」で使ってますか?

それとも「適当」で使ってますか?

どちらにせよ、
僕は「適当」の意味で使うことをオススメします。
 

ディテールにこだわりましょう。
テキトーじゃなくて適当に生きましょう。

雑な人には、雑な評価と雑な結果と
雑な未来しか待っていません。

 

最後にもう一度言いますが、
「歩いてるだけでコミュニケーション」です。

些細なことが、大きな結果になります。

丁寧に丁寧に。

とはいっても、
肩ヒジ張るわけじゃなく楽にゆるく。
 

そんな「適当」な人間こそが、
自分の望む未来を手に入れるのです。

ではでは!
ありがとうございました。
 

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  • 2014 06.15

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小野田サトシ

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