「お金」ではないよ。
とだけ先に書いておきます。
確かに、給料が入れば嬉しいし、
それが多ければ多いほど嬉しいとは思います。
ですが、仕事をする意味は
それだけではありません。
もっと大切なことが2つあります。
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1.自分の居場所をつくる
2.自分以外の人の居場所をつくる
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どういうことか?
まず「自分の居場所をつくる」とは
どういうことかと言いますと、
こんな言葉が参考になります。
ドイツの社会心理学者
エーリッヒ・フロムの言葉・・・
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人間の最も強い欲求は
孤独を克服したいという欲求である
―――――――――――――――――
それと「孤独」の定義についてハッキリさせておくと、
なにかの曲の歌詞にこんなフレーズがありました。
―――――――――――――――――
本当の孤独は
誰もいないことではなくて、
みんながいるのに独りになってること
―――――――――――――――――
じゃあ、その孤独を解消するには?
この答えは1つしかなくて、
「周りと繋がること」です。
もっと具体的な言葉に変換しますと、
◆自分は誰かの役に立ってる
◆自分はこのグループに貢献できてる
そんな確信を持っていること。
これを僕は「居場所」と呼んでいて、
いかにこれを感じられるようになるか?
を重要視しています。
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コミュニケーション力も、その本質は、
「上手に会話できること」ではなくて
この「居場所」をつくることが究極の目的なんですね。
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なぜなら、アドラーが「幸せとは貢献感である」
と言っているように、それが幸せに直結するから。
お金に困らず、働かなくても
生きていけるようになった人達が必ず直面するのは
強烈な孤独感です。
これも話を聞く限り、
ほとんどの人がそう言っています。
これは「居場所」を感じられなくなるからです。
世界との「一体感」を感じられなくなるからです。
ですが、仕事をしていれば
必ず何かしらの役割を与えられるわけで、
それが居場所をつくることになるのです。
仕事には、そういう意味もあります。
そして、もう1つ。
「自分以外の人の居場所をつくる」こと。
仕事をしていれば、
どこかで自分1人では出来ないことが出てきて、
誰かに頼るときがあるはずです。
そんなとき、何が起こってるのか?
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周りの人に居場所を与えている
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与えている、なんて言うと
偉そうに聞こえるかもしれませんが、
分かりやすいようにこの表現を使わせていただきました。
たとえば僕は、文章を書いたり
自分の知識を喋ったりは出来ますが、
0からWebサイトを作ったりはできません。
勉強しようと本を買ったことはありますが、
5ページくらい読んで断念しました。苦笑
ですので、それができる人に頼んだり、
そういう人達が作ったツールを買ったりして
利用させてもらってます。
これも、自分以外の人に頼ることですし、
それはつまり、相手にとっては
「自分は役に立ってる」という実感を得れることでもあります。
ですので、仕事を通じて
「自分以外の人の居場所をつくる」
ということにもなっているわけです。
だからこそ、周りを積極的に頼ったり、
自分1人で全てやろうとせずに
仕事をお願いするのはすごく大切なことだと思います。
働くとは、居場所をつくること。
ありがとうございました。
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