こんばんは、かろりぃです。
今日はSuonaで配信するセミナーの
内容を洗練するべく、ひたすら宗教について勉強していました。
「宗教」と聞くだけで後ずさる人もいるかもしれませんし、
なにより僕自身が昔はそういう反応してたんですが、
これだけ世界に広まっていて
多くの人の心を掴んでるわけですから
そこを無視してはいけないなと思い積極的に勉強しています。
そんな中、ユダヤ教について勉強してる時に
「これはぜひシェアしたい!」という話がありました。
まずユダヤ教には、「預言者モーセの十戒」
というものがあります。
たとえば、ユダヤ教では
ヤーウェを神としてるのですが、
そのヤーウェが「俺のことだけを神とせよ」としたり。
(どこのツンデレ王子かよってね)
「気安く俺の名前を呼ぶんじゃねえよ」としたり。
(ユダヤ教徒は「主」とか「神」と呼びます)
「7日間の内の1日(安息日)には
どんな仕事もするなよ」としたり。
ちなみに、エレベーターのボタンすら押せないので
その日はエレベーターが各階ストップの自動運転になるそうです。
とにかく、そういうルールがあるんですね。
ですが、実はこれだけでは終わりません。
この十戒の他に、
さらに613条のルールがあって、
それも守らないといけないのです。
そこには、食べていいものの条件だったり、
住む場所の条件だったりと厳しい
「生き方マニュアル」が書かれています。
・・・と、この戒律のことを日本人が聞くと
「大変そうだな」と感じるかと思います。
僕も読みながら「覚えるだけで大変だ〜」
と目をグルグルさせていました。
日本人の理解では、
戒律を守れば御利益が受けられて、
戒律を破れば罰せられる。
故に、ユダヤ人は戒律を守らなければならない、
という論理で考えるはずです。
ですが、当のユダヤ人の意識は真逆です。
むしろ、
「我々はヤーウェに選ばれた民である。
選ばれた民であるからこそ戒律が守れるのだ」
と喜んで戒律を守ってるのが実情なんですね。
この考え方の背景には、
ユダヤ人がヤーウェを神として
選んだわけではなくて、
ヤーウェがあらゆる民族の中から
ユダヤ人を選んで契約したから。
という状況があります。
つまり、日本人は、
「良い子でいれば神は救ってくれる」と考えますが、
それは宗教の論理ではないのです。
宗教の論理は、
「神が救ってくれてるからこそ
その人は良い子でいられる」というもの。
そんな流れの中から、本の中では
愛情についても触れていました。
こう書いてあります。
==================
最近の日本人の親子関係において、
多くの親が「あなたが良い子でいれば
お母さん(お父さん)はあなたを好きになってあげる」
と考えてることだ。
そんなのは真の愛情とは言えない。
真の愛情とは、
「あなたがどんな子であっても、
お母さん(お父さん)はあなたが好きだよ」
というもの。
そんな真の愛情を受けている子供は
結果的に「良い子」になれるのである。
==================
(『世界の宗教/宗教の世界』著ひろさちや)
これを恋愛に置き換えると、
「あなたがイイ男(イイ女)でいる内は
あなたのことを好きでいてあげる」
というのは愛情とは言えず、
「あなたがどうなっても、
私は、あなたが好きです」
というスタンスが真の愛情になるわけですね。
「愛とは、”愛する”という動詞から生まれるもの」
と何かの本にも書いてありましたが、
改めて自分を見直すいい機会になりそうです。
では、今回はこれで。
ありがとうございました。
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